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松井研究室について

 

 本研究室は、岡崎研究室とともに都市計画研究室を構成しています。

 新潟大学都市計画研究室は昭和58年に樋口忠彦助教授により創設され、これまでに樋口忠彦先生、玉川英則先生、十代田朗先生、野口和博先生、岡崎篤行先生、今村洋一先生が運営に携わってきました。

 本研究室は、以上の先生方の研究室に所属された先輩方の研究を引き継ぎ、新潟市をはじめ、北陸地方の地方都市を主なフィールドとして、成熟型社会における都市デザインの手法を見出すことを目標に、様々な観点から研究を行っています。

​ 2023年度前期は准教授・松井大輔のほか、博士後期課程学生5名、博士前期課程学生12名、学部4年生6名、研究生1名によって研究室を構成しています。

主な研究テーマ

景観計画

 2006年に景観法が形成され、近年は景観を活かしたまちづくりが全国各地で行われるようになりました。本研究室では、歴史的景観をはじめとして、地域の個性を活かした景観計画、都市デザインの手法について研究を行っています。

 また、良好な景観づくりには地域住民や行政など多様な主体の恊働が欠かせません。本研究室では、住民参加の手法や行政のまちづくりへの関与の手法など、組織論・運動論・合意形成論など様々な視点からの研究も行っています。

地方都市の再生

 成熟型社会となり、全国の地方都市ではこれまでに過剰に供給されてきた住宅などが空き家・空き地化する問題が生じています。一方で、地方での生活に魅力を感じて都市部から移住する人々も増えています。本研究室では、主に北陸地方の地方都市を対象として、空き家活用の仕組みやデザイン、地域ブランドの構築、持続可能なまちづくりの手法などを研究しています。

都市空間の特性

 歴史的市街地の特性は地域ごとに異なります。良好な景観づくりを行うためには、それぞれの地域の歴史的文脈や市街地の形成過程、現存する建物の特徴などを細かに把握する必要があります。本研究室では、北陸地方の歴史的市街地や京都の花街を対象として、都市空間の特性を明らかにする研究を行っております。

 また、新潟市の将来像を検討するために、これまであまり注目されてこなかった近現代の新潟港に着目して研究を行っています。

観光計画

 近年、観光の形態はマス・ツーリズムから個人観光へと大きく変化しています。また、政府の観光立国政策の影響もあり、インバウンドの観光客、特にアジア各国からの観光客が増加しています。このような変化に対応できず、衰退している観光地も少なくはありません。本研究室は、歴史的景観をはじめとした地域の個性を観光資源として活用するための手法論や計画論、観光資源の発掘などについて調査・研究を実施しています。

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